仮想通貨ビットコインにとって2017年は爆騰の年となった。ドル建て価格は、11月末に史上初となる1万ドルの大台を突破。さらに、そこから2週間余りで1万9000ドル台に到達した。1月につけた年初来安値775ドルからすると20倍超だ。円建て価格も、17年初めに10万円前後だったのが一時220万円台と急上昇した。

爆騰の理由は、「買いたい人が多く出てきたから」という一言に尽きる。仮想通貨の購入者は次の三つに分類される。(1)仮想通貨のコンセプトや技術を評価し、購入したら安易に売らない人たち、(2)技術などを評価しているが、売買することも好きな人たち、(3)技術などには関心がなく、売買にのみ興味を持つ人たち。この(3)のいわゆる投資家層が一気に拡大した。
日本では仮想通貨取引所が登録制になるなど取引基盤が整ったことで、FX(外国為替証拠金取引)の経験者が足場を移している。急激な値上がりを見て投資初心者も流入した。
足元の相場は、買いがあまりにも強くマイナス材料も簡単に消化できる状態だ。たとえばビットコインの分裂。17年8月のビットコインキャッシュ誕生後も分裂は続いており、今後はビットコインウラニウムやビットコインキャッシュプラスなどが新たに誕生する。分裂は本来、競合が生まれるためビットコインの価格にマイナスに働くはずだが、これら新たに出てくるのはまがいものと認識されて本家ビットコインがむしろ見直されるという動きになっている。
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