競技ゴルフと愉しむゴルフとでは、あらゆる面で意識の違いがある。
もう20年以上も前に日米ゴルフ記者対抗戦(ライター・カップ)というのがあって、ライダーカップと同じ方式で対抗戦をした。そのために練習を繰り返し、結果的には日本チームは3連勝したのだが、自分のゴルフを振り返って、練習の成果がどこまで反映できただろうかと思った。
帰国後、中部銀次郎さんに「練習してきたことの2割も出せなかったんですよ」と愚痴をこぼしたら彼は、「2割出せたら上出来だよ。競技ゴルフって、そういうものです」と言った。
実は、一般ゴルファーはこういう競技ゴルフを経験できる機会が、意外に少ないのだ。ハンディキャップが10以下のゴルファーならばチャンスもあるだろう。でも、アベレージゴルファーや90をなかなか切れないゴルファーが、競技ゴルフの醍醐味を味わえることは少ない。
昨年の晩秋に、鳴尾ゴルフ倶楽部で開催された「のじぎくオープン」を取材した。第10回を迎える大会で、兵庫県ゴルフ連盟が主催している。
この大会では、倉本昌弘プロをはじめとするシニアプロ、そして女子プロゴルファーたちが30名。アマチュアゴルファーが90名。36ホールストロークプレーで行われた。
アマチュアは、JGAハンディキャップインデックス取得者に限り、小数点までのハンデが反映される。賞金総額1500万円。アマチュアは、予選会から勝ち抜いて本戦出場となる。トータル3200名のアマチュアが参加した。一昨年は、アマチュア4名のプレーオフで決着。昨年は最終日、土壇場でアマチュア選手が逆転優勝した。
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