第三極への動きが、またも暗礁に乗り上げた。
製紙業界5位の北越紀州製紙と6位の三菱製紙は4月1日、販売子会社の経営統合に向けた検討を中止すると発表した。両社は2014年8月に販社の統合で基本合意。先には当然、本体同士の統合への思惑もあったとみられる。
が、12月には三菱製紙側から販社統合の協議を一時的に中断すると通知。北越紀州側は協議再開を再三要請したものの、結局、三菱製紙から基本合意の解除を決定した旨の通知がなされたという。
「第三極構想を緩めるつもりはない」──。北越紀州側では、業界再編の機運はひとまず後退したものの、2強である王子ホールディングス、日本製紙に対する第三極の旗印を降ろしていない。
ただ、北越紀州と三菱製紙の“破談”は実は2回目。北越紀州の前身・北越製紙と三菱製紙は、2000年に資本提携を結び、関係を深めた。が、三菱製紙は05年、中越パルプ工業(現在業界7位)との合併に合意したと発表。結局、中越パルプとの合併は撤回されたが、北越製紙と三菱製紙の関係も宙に浮き、提携は解消された。
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