アルファロメオ新SUV「トナーレ」は何が斬新か 車界初「NFTとブロックチェーン」採用の狙い

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インストルメントパネルには、12.3インチのフルデジタル・スクリーンと「スマートフォンのような使用体験を実現する」という10.25インチのタッチスクリーンが搭載され、Android OSが用いられたインフォテイメントは、Amazon Alexa音声アシスタントの利用が可能だ。

ドライバーは、Alexaを使って運転しながらショッピングリストにアイテムを加えたり、近くのレストランを探したり、ホームオートメーション・システムに接続した自宅の照明やエアコンを調整したりすることができる。

「テレスコピック」インストルメントパネルと呼ばれるインテリア(写真:FCAジャパン)

また、日本で展開されるかは不明だが、Amazonと連携した「セキュア・デリバリー・サービス」により、トナーレを荷物の配達先に指定することができるサービスも利用できるという。配送者はワンタイムキーで車両のロックを解錠して荷物を車内に置き、再びロックする仕組みだ。

そのほか、「アルファロメオ・ビデオチェック」というサービスも開始される。これは、車両入庫時に、ユーザーと事前に合意した内容を超える作業が必要と判断された場合に、整備箇所を映した動画をモバイルアプリ経由で送信し、修理費用を提示するというものだ。

アルファ初のハイブリッド搭載

搭載されるパワートレインは、ガソリンエンジン+48VハイブリッドまたはPHEVと、ディーゼルエンジンがラインナップされる。48VハイブリッドとPHEVは、どちらもアルファロメオ初だ。

48Vハイブリッドは、1.5リッターガソリンターボエンジン+ 7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)+電気モーターという組み合わせ。160hp仕様と130hp仕様が用意されるという。

PHEVの方はエンジンが1.3リッターになり、後輪を駆動するための電気モーターが備わる。つまり、電気式4WDというわけだ。システム最高出力は275hp。バッテリー容量は15.5kWhで、最長80kmのEV走行が可能だと発表される。ディーゼルエンジンは1.6リッターで、130HP。6速DCTとの組み合わせだ。

メーターはフル液晶のデジタルディスプレイとなる(写真:FCAジャパン)

アルファロメオといえば、クイックなステアリングとスポーティな足回りを伝統的な味つけとしているが、それはトナーレでも変わらない。

13.6というSUVとしては異例にクイックなステアリングレシオに、クラスで唯一だというインテグレーテッド・ブレーキシステム(IBS)、ブレンボ製ブレーキキャリパー、そしてフリクエンシー・セレクティブ・ダンピング(FSD)ショックアブソーバーという電子制御サスペンションシステム「アルファ・アクティブ・サスペンション」を採用し、スポーティな走りを実現する。

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