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「キャリア中断に及び腰な日本人」の致命的問題 「社員に回り道を許さない」日本企業の悪癖

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  • 日沖 健 経営コンサルタント

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日本社会で長期休暇取得や休職が敬遠されるなかでキャリアの中断を考えた場合、どんなメリット・デメリットが考えられるでしょうか。写真は小泉進次郎環境大臣(写真:ロイター/アフロ)

小泉進次郎環境大臣の育児休暇取得で、育休が注目が集めています。企業でも働き方改革やワークライフバランスの流れを受けて、従業員の育休取得を推奨する動きが広がりつつあります。

ただ、男性従業員の育休取得率は、着実に上昇して史上最高を更新し続けているものの、6%という低水準にとどまっています。大騒ぎになった小泉環境大臣の育休も、わずか2週間でした。

育休だけではありません。日本のビジネスパーソンは、長期休暇の取得や休職を敬遠する傾向があります。以下のような否定的な意見をよく耳にします。

「職場の同僚に迷惑がかかってしまう」
「せっかく築いてきたキャリアが中断してしまう」
「収入が減ってしまう」

今回は、長期休暇や休職などによるキャリア(職業経歴)の中断、キャリアブレイクについて考えてみましょう。

「中断がない」日本のビジネスパーソン

世界的に特殊だとされてきた日本のビジネスパーソンのキャリアが、このところ大きく変わっています。パート・派遣労働など非正規労働者が増加し、キャリアが多様化しています。また転職や早期退職が一般化するなど、流動化も進んでいます。

こうした中、昔から諸外国と大きく違い、今もあまり変わっていないのが、キャリアの中断がないことです。日本のビジネスパーソンの多くは、女性が出産・子育てのために休職する、または長期休暇を取得する場合を除いて、キャリアを中断することなく、入社した会社に定年まで働き続けます。あるいは会社を辞める場合も、ほとんど間を置かずに次の会社で働き始めます。

アメリカなど先進国のビジネスパーソンは、5年働いたら退職し、いったん仕事を離れて、1年経ったらまた別の会社で働き始める、ということをよくします。キャリアを中断している間は、留学をしたり、諸国を漫遊したり、ボランティアをしたり、といろいろな過ごし方をします。元の会社に戻るということもあります。

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