就活に役立つ!「会社四季報」使いこなし術【第4回】--志望企業は儲けている?数字の組み合わせで弾き出せ
このように「会社四季報」に掲載されているさまざまなデータは、複数を組み合わせてみることで新しい見方ができるのです。組み合わせなくても生のデータとして、そういった数字も掲載されています。ROA(総資産利益率)やROE(株主資本利益率)がそれです。
分かりやすいROAを説明すれば、第3回で説明した企業の持っている財産全体を示す「総資産」をどれぐらい効率的に使っているかということを示しています。もちろん大きければ大きいほど効率的というわけです。
これらの数字は表計算ソフトなどを使っていろいろ計算してみたり、一覧にしてみると、よりはっきりした傾向が分かります。次回は「就職と給与(仮称)」というタイトルで、自分たちの生活にかかわるおカネにまつわる話をしましょう(毎週木曜の掲載を予定しています)。
第1回<<読み方を知ればこわくない!
第2回<<情報の裏側を読み解け
第3回<<3つの数字で会社の大きさを測ろう
第5回>>業界・企業で給料はこんなに違う
第6回>>会社の健全性を見極めよ!
第7回>>時価総額で分かる会社の値段
第8回>>会社は誰のもの?
第9回>>業界地図を活用しよう
就職四季報プラスワンは>>こちら
(武政 秀明 =東洋経済オンライン)
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