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ドコモ《1カ月足らずで"トラブル連発"》の大失態…社長が設備投資増額を意気込んだ矢先の「14時間続いた通信障害」

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NTTドコモの坪谷寿一副社長、前田義晃社長、齋藤武副社長
左から、会見で頭を下げるNTTドコモの坪谷寿一副社長、前田義晃社長、齋藤武副社長(写真:筆者撮影)
  • 石井 徹 モバイル・ITライター

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11月5日の昼前、NTTドコモの「5G SA」を契約する最大約158.7万人の通話やデータ通信、SMSが全国的に使えなくなったり、つながりにくくなったりした。復旧は翌6日の未明で、障害は約14時間に及んだ。同じドコモの5Gでも、5G SAを契約していない人は普段どおり使えた。緊急通報や緊急速報メール、格安SIMにも影響はなかった。

ドコモは6日19時から会見を開き、前日に公表した不正アクセスとあわせて障害の経緯を説明した。保守作業をきっかけに交換機でメモリー異常が起き、通信が詰まった。同じ時間帯に別の作業も進めていたため、原因の切り分けに時間がかかったという。

11月6日の会見で話すNTTドコモの前田義晃社長(写真:筆者撮影)

前田義晃社長は障害発生の前日、4日の決算会見で、設備投資を積み増す理由の一つに「SA化を早めていきたい」を挙げたばかりだった。

画面は「5G」でも土台は4G

スマートフォンの画面に「5G」と表示されていても、その多くは5G専用の設備だけで動いているわけではない。電波を出す基地局は5G用でも、その先で通話やデータのつなぎ先をさばく中核設備は4G用のものが使われているからだ。これは4Gの設備に5Gの電波を足した形で、ドコモを含む各社の5Gはこの方式で広がってきた。

5G SAとそれ以外の5Gの違い。11月5日の障害は、5G SAの中核設備で起きた(図:OpenAIの画像生成AI「ChatGPT Images 2.6」で筆者作成)

5G SAは、この中核設備も5G専用にしたサービスだ。SAは「スタンドアローン」の略で、4Gの設備に頼らず5Gだけで通信を完結させることを指す。ドコモは5G SAについて、4Gの混雑に引きずられないので混み合う場所でもつながりやすく、遅延も小さいと説明してきた。

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