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ドコモ《1カ月足らずで"トラブル連発"》の大失態…社長が設備投資増額を意気込んだ矢先の「14時間続いた通信障害」

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NTTドコモの坪谷寿一副社長、前田義晃社長、齋藤武副社長
左から、会見で頭を下げるNTTドコモの坪谷寿一副社長、前田義晃社長、齋藤武副社長(写真:筆者撮影)
  • 石井 徹 モバイル・ITライター
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5G SAを利用するには申し込みが要る。ドコモは個人向けに5G SAの提供を始めた2022年から無料キャンペーンを続け、今年5月に正式に無料のサービスにした。新規契約や機種変更で自動的に5G SAが付くことはないという。

ただ、契約しただけで5G専用の通信になるわけではない。対応機種と対応SIMカードが必要なうえ、5G SAのエリアも限られている。ドコモは主要駅の周辺やスタジアム、大学、商業施設、観光地など、人の集まる場所からエリアを広げている。エリアの外では、契約していない人と同じ方式で通信する。

同じ5Gでも「止まった人」と「止まらなかった人」がいる

今回の障害は、11月5日11時18分ごろに始まった。ドコモが正午ごろに出した第1報は、「当社の携帯電話サービス(音声通話・データ通信・SMS)がご利用しづらい状況」とするものだった。発生時刻や、110番・119番などの緊急通報への影響は「確認中」とされた。ドコモ回線を使う格安SIMも影響の対象に含めていた(のちに対象外と訂正)。この段階では、影響の範囲がまだわかっていなかった。

Xでは正午前後から「電話ができない」「圏外になった」という投稿が広がった。目立ったのは「4Gに切り替えたらデータ通信はできるが、通話ができない」という報告だ。ドコモは公式サイトで正午ごろに第1報を出していたが、X公式アカウントでお詫びを投稿したのは13時8分だった。X上では、利用者の投稿が1時間近く先行した形だ。

Androidスマートフォンのネットワークモードの設定画面。障害中、5G SAの契約者には、ここで4Gを選んで再起動する回避策が案内された(画像:筆者提供)

14時ごろの第3報で、ようやく範囲が絞られた。影響を受けているのは5G SAの契約者に限られるとし、回避策として、端末のネットワーク設定で4Gを選び、再起動するか機内モードをオン・オフするよう案内した。

11月6日の会見で示された通信障害の概要。コアネットワークの輻輳により、全国の5G SA契約者の最大約158.7万人に影響が出たとしている(写真:筆者撮影)

ドコモはその後もほぼ1時間おきに続報を出し、6日1時20分に復旧を発表した。このときの告知では、原因を5G SAの契約者を収容する交換機の輻輳(ふくそう)とだけ説明していた。交換機は通話やデータのつなぎ先をさばく中核設備で、輻輳はそこに処理が集中してさばき切れなくなる状態を指す。

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