喜多見駅北口から徒歩5分ほどの距離にあるのは、運転士と車掌が所属する「喜多見乗務所」。また、成城学園前駅との間に流れる野川の付近で本線から引き上げ線が北へカーブして延びていて、その先に「喜多見電車基地」がある。
ただし、留置線を覆うように人工地盤の区立公園「きたみふれあい広場」が整備されているため、一般的な車両基地のイメージとは異なり、外から中の様子をうかがい知ることはできない。
車両基地と乗務所は大野、海老名、足柄にもあるが、喜多見は東京都内に位置するという特徴がある。
リアルな研修設備がある
喜多見には小田急の鉄道関連施設が集積している。乗務所の建物と道路を挟んで研修センターがある。ここでは新入社員研修や社員の能力開発のほか、乗務員や信号扱い者といった鉄道係員の養成を実施している。電車の運転免許を取得するための動力車操縦者養成所として国の指定を受けている。
屋外には小田急の営業線では世田谷区内に存在しない踏切、屋内には改札機や券売機などの駅務機器といった、実物大の各種研修設備がある。車掌用のシミュレーターは乗降ドア1つ分と短いながらも駅のホームを再現した。

