小田急2000形「各停のエキスパート」秘めた個性 特徴は「幅の広いドア」一見地味でも際立つ独自色

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小田急2000形 外観
小田急電鉄の2000形。幅の広いドアが特徴の「少数派車両」だ(記者撮影)

目立つ役職で複数の仕事をこなす派手なバリバリタイプ、同じ持ち場でキャリアを積み重ねるコツコツ型――。働く人にそれぞれ「持ち味」があるように、毎日ビジネスパーソンを運ぶ通勤電車にも個性がある。

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銀色や白の車体に青いラインで親しまれる小田急電鉄の通勤電車。全部で6つの車種がある中、コツコツ型を地で行くのが「2000形」だ。デビュー以来約30年、そのほとんどを各駅停車として走り続けてきた。一見地味な存在だが、実は独自性の強い個性派だ。

小田急車両の「少数派」

2000形は8両編成が全9本、計72両で、約900両ある小田急の通勤電車の中では少数派。小田急線の利用者でも「毎日のように乗る人」と「ほぼ縁がない人」がはっきり分かれる車両かもしれない。

【写真】各駅停車専門で一見地味だが、実は独自性が際立つ小田急電鉄の2000形。最大の特徴「幅1.6mの広いドア」や小田急初採用だった台車、雨の日に乗客が濡れないための装備やドアの騒音を抑える隠れた仕組み、実は地下鉄千代田線乗り入れも考慮していた運転台、そして通常は見られない「急行」や「通勤準急」の表示など、車両基地で独占取材した2000形の姿

8両編成のため、10両で運転する最速種別の快速急行として走ることはなく、以前は一部あった急行や通勤急行、準急としての運転も現在はない。江ノ島線や小田原線の秦野以西、そして地下鉄千代田線にも乗り入れない。小田急線ユーザーでも、主にこれらの列車や路線を利用する人はあまり縁がない車両だろう。

一方で、新宿―本厚木間の各駅停車では主力の一角として活躍。この区間で各駅停車を利用するユーザーなら、「少数派車両」ながらほぼ毎日乗り合わせる人もいるはずだ。

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