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キャリア・教育 #理想と現実 大学院生の苦悩

千葉大学"全員留学"を条件に《授業料を値上げ》、その一方で「留学に行く余裕なんてない」大学院生からの切実な声

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千葉大学 授業料値上げ 全員留学
千葉大学(写真:筆者撮影)

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国立大学の授業料値上げが相次いでいる。2019年度に東京工業大学(現・東京科学大学)と東京藝術大学が値上げして以降、2026年度までに東京大学など10大学以上がすでに値上げに踏み切った。2027年度も熊本大学、岡山大学、お茶の水女子大学が値上げの方針を発表している。

「大学院の授業料は高すぎる」

国立大学の授業料は、国が定める標準額の年間53万5800円から、2割を上限に値上げをすることが可能だ。その結果、値上げしたほとんどの大学では、授業料は2割増の年間64万2960円となっている。また、多くの大学が大学院についても修士課程のみか、もしくは修士課程・博士課程ともに値上げをしている。

この大学院の授業料について「高すぎる」と話すのが、千葉大学の修士課程に在籍する院生だ。千葉大学は留学支援などを理由に、2020年度入学者から学部と大学院の授業料を値上げした。

しかし、値上げ後に学部に入学した院生は「大学院の値上げは必要ないのでは」と感じている。院生の疑問に耳を傾けるとともに、千葉大学の理事・副学長の小澤弘明氏に話を聞く中で、修士課程の院生が抱える課題が浮かび上がった。

「家庭の経済的事情から、実家から40分くらいで通える千葉大学に進学しました。ただ、国立大学の学費は値上げの前から高いという印象を持っていました。それをさらに年間約10万円値上げされたのは本当に困ります」

こう話すのは、千葉大学大学院の修士課程1年に在籍するAさんだ。

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