「改定しかねぇでしょ」筑波大学の寄宿料値上げ説明会が4時間にわたり紛糾 露呈した大学側の"対話能力の低さ"

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学部入学時から宿舎を利用している院生に話を聞いた(写真:筆者撮影)
学部入学時から宿舎を利用している院生に話を聞いた(写真:院生のAさん提供)
筑波大は25年12月、2026年4月から学生宿舎の寄宿料を値上げすると発表した。理由は維持管理費および光熱水費の高騰や、宿舎施設の老朽化に伴う修繕費の増加など。改定後の寄宿料は最大で2.1倍となる。
筑波大は1月以降、3回にわたって説明会を開催。その対応が学生の反感を呼び、値上げを最大1年間延期せざるを得なくなった。
説明会に参加した学生の中には、授業料免除や給付型奨学金などの支援を受けながら、学部入学時から宿舎を利用している修士課程1年生の院生がいた。院生が感じた「戸惑い」について聞いた。
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値上げ幅は最大で2.1倍

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茨城県つくば市にある筑波大は、東京教育大の移転を契機に1973年に発足した国立大学で、東京ドーム約55個分に相当する258ヘクタールもの広大な敷地を持つ。敷地内には3500室以上もの学生宿舎を備えていて、新入生は基本的に全員が入居できる。さまざまなタイプの部屋があり、現行の寄宿料は1万5000円台から4万4000円となっている。

それが12月10日、学内の教育情報システムに「学生宿舎寄宿料改定のお知らせ」と題したPDFが掲載された。改定理由は「学生宿舎の維持管理に必要な経費の増加や施設改善に対応するため」で、改定後の寄宿料は2026年4月1日から適用されると通知された。

修士課程1年生に在籍しているAさんは、寄宿料が大幅に値上げされているのを見て驚いた。さらに、これまでは寄宿料だけが設定されていたが、改定後は新たに共益費も設定された。

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