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文字どおり"地獄の激痛"をともなう帯状疱疹 「すぐに病院に行った患者」と「グズグズしていた患者」の、その後の明暗

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少しでも気になる症状が出たら、ただちに病院へ行かないと大変なことになる(写真:Luce/PIXTA)
  • 生垣 英之 いけがき皮膚科院長、皮膚科専門医
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①発疹や水疱が広がり、急性期の痛みが強くなったり、治るまでに時間がかかったりする

②目や耳の周りに出た場合、視力の低下や顔面神経麻痺、難聴といった重い合併症を残すことがある

③急性期の痛みが強く、長く続いた人ほど、帯状疱疹後神経痛(PHN)が残りやすくなる

帯状疱疹は、体内に潜伏していたVZV(水痘・帯状疱疹ウイルス)が再び活動を始め、神経と皮膚に炎症を起こす病気です。現在の医療では、知覚神経節に潜伏しているVZVを体内から完全に取り除くことはできません。

治療の中心となるのは、ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬です。痛みに対しては、症状に応じて鎮痛薬などを使用します。痛みが強い場合や長引く場合には、ペインクリニックなどで神経の痛みに適した薬や、神経ブロックなどの治療が検討されることもあります。

見た目には軽くても、神経の炎症が進んでいることがある

ただし、抗ウイルス薬を飲めば、その瞬間に発疹や痛みが消えるわけではありません。薬を飲み始めたあともしばらく症状が続いたり、一時的に新しい水疱が増えたりすることがあります。

それでも、抗ウイルス薬は帯状疱疹治療の基本となる大切な薬です。できるだけ早く治療を始めることで、ウイルスの増殖を抑え、皮膚症状の治癒を早めたり、急性期の痛みを軽減したりする効果が期待できます。

だからこそ私は、「帯状疱疹かもしれないと思ったら、早めに病院へ行きましょう」と、繰り返しお伝えしているのです。

世の中には、病院や薬が苦手な人もいます。

「時間がかかっても、自然に治るのを待ちたい」
「できれば病院に行かず、自分でなんとかしたい」

そう考えて、本稿をお読みになっている人もいるかもしれません。たしかに、自然に治るのを待っても問題のない病気や、自宅でのケアによって回復を助けられる病気はあります。しかし、帯状疱疹が疑われる場合に、長く様子を見続けることはおすすめできません。

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