脳疲労を癒し、脳に溜まったゴミを捨てる「毒出し呼吸」のやり方は、とてもシンプルです。息を吐き切って、吸う。一拍、止める。吐く。これを3回くり返します。時間にして1分。吸う・吐くの間に「止める」一拍を置くことで、脳に溜まった毒が、スッと外へ抜けていきます。肩の力が抜け、目の奥の緊張がゆるみます。
まずは朝と夜の習慣から「毒出し呼吸」を始めてみませんか?
私たちは歯に詰まった食べかすをきれいにするために、毎日、朝晩歯みがきをしています。歯みがきと同じように、「毒出し呼吸」も朝晩の習慣にしましょう。
朝は、枕元のスマホに手を伸ばす前に。朝の毒出し呼吸は、体に「急がなくていい」と知らせ、穏やかに1日を起動します。夜は、眠りに就く前に布団の中で。夜の毒出し呼吸は、心身をリラックス状態に導く副交感神経の働きを高め、深い眠りへ誘います。
私たちの脳には、夜間に自動で働く「掃除の仕組み」が備わっています。「グリンパティック系」といい、深い睡眠中に脳のすき間が広がり、脳脊髄液が流れ込んで1日の老廃物を洗い流します。夜の毒出し呼吸の1分は、この掃除のスイッチを自分で入れる作業です。
現代に生きる私たちは、スマホやパソコンを手放すことはできません。でも、呼吸なら変えられます。毎日続けろ、サボるなとは言いません。できる日は、朝晩に「毒出し呼吸」を1分ずつ。できない日は一呼吸でいい。それも難しい日は、スマホの画面を裏返すだけでいい。ゼロにしないことが、続ける力です。
(構成 城川佳子)



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