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【この難問、解けますか?】京大入試の「厳選予想問題」で鍛える"大人"に必要な「本当の地頭力」

12分で読める
勉強する女子学生
地頭力とは、具体的にどのような力なのでしょうか(写真:metamorworks/PIXTA)
  • 相川 秀希 サマデイグループCEO/日本アドミッションオフィサー協会理事長/AO館(中高一貫AO推薦合格指導館Since1988)主宰者

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生成AIが瞬時に「正解」を出す時代、知識や頭の回転の速さだけでは差がつきません。
では、すぐには答えの出ない問いに向き合える人は、何が違うのか――。
新刊『最難関大学の予想問題で鍛える 一生食える地頭力』を上梓したサマデイグループCEOの相川秀希氏が、京都大学の入試傾向を踏まえて作成した「苔」の予想問題と解答例から、AI時代に問われる「地頭力」の正体を解き明かします。

「答えを速く出す力」の価値は、急速に下がっている

『最難関大学の予想問題で鍛える 一生食える地頭力』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら)

京都には、120種類以上ともいわれる苔に覆われた庭で知られる西芳寺、通称「苔寺」があります。

西芳寺の苔庭は、最初から短期間でつくられたものではありません。幾度もの川の氾濫によって庭が荒廃するなか、苔の繁茂が進み、長い時間を経て現在の景観が形づくられました。

あの庭だけが持つ時間の厚みは、効率やスピードだけでは生み出せないものです。

地頭力も、まったく同じです。

問いを立て、考え、自分の言葉で表現する力は、試験直前の数カ月で詰め込んで身につくものではありません。日々の授業や対話、探究のなかで、少しずつ、そして着実に「苔むして」いく力です。

AIが「もっともらしい答え」を数秒で出してくれる時代になったいま、「答えを速く出す力」の価値は、急速に下がっています。

代わりに問われ始めているのは、すぐには答えの出ない問いを抱え続け、自分の頭で考え抜く力です。

こうしたタイパ至上主義からの揺り戻しは、すでに大学入試にも表れています。知識だけでなく、思考力・判断力・表現力を問う問題が重視されるようになっているのです。

その象徴のひとつが、京都大学の入試問題です。

パターンを当てはめるだけでは解けない発想力と、自分の思考を正確に伝える記述力が求められます。

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