京都大学は、入学者に求める基礎的学力として、「分析力と俯瞰力」「学んだ内容を活用する力」「コミュニケーション力」を掲げています。
京大の自由英作文にも、こうした力を問う姿勢が表れていると考えます。
なぜ京大の予想問題に「苔」を選んだのか?
この予想問題を組み立てるうえで注目したのは、「時間論」と「文明批判」という2つの文脈です。
そこで、AIについて直接論じさせるのではなく、「現代の最先端技術」に「太古から存在する自然」をぶつけ、テクノロジーに依存しきった現代人の盲点を問う問題を考えました。
じつは苔は、いわば「自然界最古のクラウドストレージ」です。
苔は根から水を吸うのではなく、体の表面から雨や空気中の水分を直接取り込みます。そのため、大気中の物質をそのまま体内にため込みやすく、大気汚染の度合いを調べる「指標生物」として、環境調査の現場で実際に活用されています。


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