AIツールで世界をリードする企業となった設立5年のアンソロピックは10月26日、その巨大な野心を支える事業実態を初めて詳しく開示した。
史上最大規模になるとみられるIPO(新規株式公開)の目論見書で、サンフランシスコに本拠を置く同社は、チャットボット「Claude(クロード)」などの企業向けAIの売上高が急速に伸びていることを明らかにした。赤字は続いているが、成長を支えるAIインフラに巨額の投資を行うため、支出のペースをさらに加速させる計画も示した。
時価総額は最大300兆円超
上半期の売上高は163億ドル(約2兆6000億円)、純損失は807億ドル(約12兆7000億円)で、損失の大部分は一時的な費用によるものだ。
一方、ニューヨーク・タイムズの集計によると、同社がデータセンターや半導体、計算能力を確保するための契約で約束した支払いは、今後10年間で最大8070億ドル(約126兆円)に上り、その多くは解約できない。
IPOで1000億ドル超を調達できたとしても、膨大なインフラ投資を賄うのには十分ではない。同社は、想定より早く追加資金を調達する必要が生じる可能性があると警告している。
この記事は有料会員限定です
残り 1971文字

