目先の原価率カットよりも「見た目のインパクトと満足感」を優先する。この割り切りこそが、ナポリタンで爆発的な支持を集めてきたパンチョ流の現場思想と言える。
「2000円超えのハレの日食」から「1500円の日常食」へ
昨今のスープパスタブームにより、スープパスタは少し特別なものになりつつある。友達との集まりやデートなど、ちょっとしたイベント的に食べるものとして一皿2000円超えの店も多い。
一方のごちスパは一皿1500円ほどで、安いものだと1090円の品もある。「今日はちょっと美味しいもの食べたい」というギリギリ日常使いの範囲に入る価格帯だ。
同店のコンセプトは「日常に、心ほどけるごちそうを。」。あえて「贅沢」ではなく「ごちそう」という店名を掲げ、ラーメンやカレーなどと同じように日常の外食の選択肢の1つとなることを目指しているという。
ラーメン感覚で楽しめるジャンク系スープパスタの市場において、パンチョが仕掛けた『ごちスパ』は単なる流行の追随なのか、それとも次なる外食の覇権を握る一手なのか。
後編では、パンチョが今この市場に参入した真の狙いと、今後の多店舗展開に向けた戦略に迫る。


※ログイン後、コメント入力が可能です。