未知の採掘 深海レアアースへの期待と懸念
光の届かない深海には貴重な生態系が広がる一方、EVやスマホに不可欠なレアアースなどの重要鉱物が眠る。日本は2026年2月、脱中国依存の切り札として南鳥島沖の水深6000メートルから世界初の「レアアース泥」連続引き揚げに成功し、国内は湧き立った。
しかし国際社会では、生態系への未解明なリスクを懸念し、深海採掘に「待った」をかけるモラトリアムの動きが急拡大している。ノジュール採掘すら慎重論が強まる中、日本はさらに前例のないレアアース泥の採掘へ突き進む。
海洋秩序を左右する立場にある日本はどう動くべきか。世界の慎重な潮流と逆行する日本の現状を追う。
(本特集は、Earth Journalism Network(EJN)の支援を受けた国際協働助成「深海採掘に関する特別報道プロジェクト」の一環です。)