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ライフ #愛おしきレトロアパレルの世界

「将棋倒しの事故が発生」「服が売れすぎてトルソーが裸に」 元ハウスマヌカン・59歳女性が語る「バブル期のバーゲン」のヤバさ

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由紀さんと先輩社員
元ハウスマヌカンの由紀さん。現在のショップ店員とは「全然違う」と振り返る、その独特な実態とは?(写真:由紀さん提供)
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フード付きで、価格は3万円ちょっと。1カ月の給料はまるまるコートに消えた。それでも、由紀さんは満足だった。

「当時(1980年代)はお正月に新しい服を着る習慣があったんですよね。そのために買いに行ったんです。おろしたてのコートを着て初詣に行きました」

由紀さんの高校では、制服の上にはおるコートは自由だったので、学校にも着て行った。気に入って「着倒した」ので、現在はもちろん残っていない。

上品でトラッドなカジュアルラインのブランド

このとき購入した「フランドルクラブ」は、「フランドル」の妹ブランド。由紀さんいわく「『フランドルクラブ』は、おしゃれだけど着やすい感じで、『DO!FAMILY』や『PAGEBOY』などに近い雰囲気のブランド」だった。

「フランドルクラブ」の黒いブルゾン、メンズフランドルのピンクのブルゾンと赤いシャツ(写真:由紀さん提供)

3つのブランドに共通するのは、「ガーリーなカジュアルスタイル」だ。ヨーロッパのお嬢様らしいかわいらしさがあり、トラッドやフォークロアの要素を取り入れたカジュアルというイメージである。

「フランドル(フランドルクラブ)」と男性向けの「メンズフランドル」は、ファッション誌(『Olive』や『POPEYE』など)に多数掲載され、当時の大学生や会社員を中心に多くの支持を集めていた。

由紀さんによれば、『Olive』で人気だったほかのブランドのうち、「ニコルクラブ」は好きだったものの高く、「VIVA YOU」は少し派手だった。そうしたブランドと比べると、「『フランドル』は買いやすかった」という。

同社は、現在も株式会社フランドルの社名で存続し、90年代に誕生したINED(イネド)などのキャリア系女性ブランドを中心に展開している。

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