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腸の「悪玉菌」は、健康に役立つ大切な存在だった→最新研究でわかった腸内細菌の意外な真実

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腹痛が辛いシニア女性
「善玉菌=善」「悪玉菌=悪」という考え方はもう古い?(写真:しげぱぱ/PIXTA)
  • 小林 弘幸 順天堂大学医学部特任教授、日本スポーツ協会公認スポーツドクター

INDEX

腸はすべての健康の出発点です。体をよくするのも、体を悪くするのも、腸のコンディション次第で決まるようなもの。体だけではありません。腸のコンディションの良し悪しは、わたしたちのメンタル面や美容面、仕事やスポーツのパフォーマンスにも多大な影響をもたらしています。
ところが、現代では、便秘や下痢、腹痛などの不調があっても、ほとんど何のケアもせずに放置している人が多いのです。腸の問題を軽んじるのは、「大病の芽」を放っているのと同じ。数々の厄介な病気を招き寄せるだけでなく、日々の人生にマイナスの悪い流れを呼び込んでしまうことにもなりかねません。
では、いったいどうすればいいのか。順天堂大学医学部の小林弘幸特任教授は、新著『腸大復活』の中で、これからは「腸育」に取り組むことが必要だと提唱しています。「腸育」とは、腸活のさらに上を行って、腸の機能を根本から復活させるためのノウハウ。小林特任教授は、このノウハウを実践して腸をイチから育て直していけば、健康を立て直して、日々の人生に好調な流れを呼び戻すことができるとしています。
以下では、その小林特任教授が「最新研究で明らかにされた腸内細菌の“常識のウソ”」について解説します。

腸の健康常識はどんどん変わっている

『腸大復活: 100歳まで人生を楽しむ「強いおなか」の作り方』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら)

みなさんよくご存じのように、腸の健康を立て直すには、腸内環境を改善することが欠かせません。

では、そのために何をすればいいのでしょう? みなさんひょっとして“ヨーグルトとかをたくさん食べて腸に善玉菌を増やしさえすればいいんでしょ”というくらいに軽く考えてはいませんか?

まあ、大間違いではありませんが、その回答は、もうかなり時代遅れです。なぜなら、いまは腸の健康常識がどんどん変わりつつあって、「善玉菌=善」「悪玉菌=悪」という従来の位置づけが疑問視されるようになっているから。すなわち、腸内環境を改善するのなら、こうした「新しい健康常識」をしっかり身につけたうえで、根本から改善をはかっていくべきなのです。

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