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フォークシンガーの松山千春が、2026年、デビュー50周年イヤーに突入した。25年12月16日には70歳、古希を迎え、大きな節目の年となっている。9月19日には故郷・足寄町で「デビュー50周年を祝う町民の集い」が開かれ、町民栄誉賞が贈られた。
デビューして半世紀――。とても長いのだが、松山千春に関しては「まだ50年?」と意外に思った人も多いのではないだろうか。
というのも、ヒット曲の多さはもちろん、先輩歌手の吉田拓郎、小田和正などにもタメ口。客にも「お前」。誰に対しても物怖じしないそのキャラクターから、「大御所中の大御所」というイメージを持つ人も多いだろう。
歯に衣着せぬ発言や圧の強いトークは苦手でも、楽曲は好き、という人も少なくない。そんな彼の不思議な魅力の源泉を、50年の歩みから辿っていきたい。
1970年代から「古い」とされたメロディ
彼のデビューのきっかけとなったのは、1975年、「'75全国フォーク音楽祭」への出場。予選で自身の『旅立ち』と、当時好きだった伊勢正三の『22才の別れ』を歌い、北海道大会まで進出したものの、そこで落選。全国大会には進めなかった。


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