有料会員登録
ライフ

松山千春は「偉そうで苦手」でも歌は好き…デビュー50周年"とことんフォーク"な歌が《圧倒的に愛され続ける》理由

9分で読める
松山千春
現在、デビュー50周年イヤーを駆け抜けている松山千春(70歳)(画像:KBCテレビ公式サイトより)
2/6 PAGES
3/6 PAGES
4/6 PAGES
5/6 PAGES

松山千春は、現在に至るまで、コンスタントにシングルを発表。25年5月にリリースされた85枚目(!)のシングル『君の明日』はオリコン13位に入っている。

中高年層のカラオケでは彼の曲がよく歌われ、それが、シングルカットではなく、アルバムの曲であることも多い。私も『雪化粧』や『ためらい』など、カラオケで知り、CDを探しに行ったパターンが何度もある。

冒頭に記したように、熱狂的なファンが多い反面、歯に衣着せぬ毒舌や、圧が強いトークは、好き嫌いが分かれる。それでも彼の“曲”が嫌い、という人は少ないのではなかろうか。

実際私も、カラオケで「松山千春は偉そうで嫌い」と前振りで言い、『窓』や『恋』を陶酔しながら歌う人を何人も見たことがある。

松山千春の歌詞にある「ときめき」

松山千春の曲には、そのトークの印象とはまったく違う、少年と乙女がいる。

彼の歌によく出てくる言葉に「ときめき」がある。駆け引きなく誰かを好きになったり、大切な人を思ったりするとき、周りの景色がこんなふうに見える、と思える松山の歌。なかには、『小さい秋見つけた』や『小さな木の実』のような、昔、音楽の教科書に載っていた、やさしい唱歌を思い出すものもある。

世の中こうであるべきという歌詞が少なく、むしろ心配になるほど心細くて儚い。雪が解けていくさまを見て、愛を感じ、恋に胸を押さえ、青春という短い美しい季節に喜びと不安を馳せている。時の流れというものは、何が起こっても美しいものなのだ――そう感じてしまう。

6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数