有料会員登録
ライフ

松山千春は「偉そうで苦手」でも歌は好き…デビュー50周年"とことんフォーク"な歌が《圧倒的に愛され続ける》理由

9分で読める
松山千春
現在、デビュー50周年イヤーを駆け抜けている松山千春(70歳)(画像:KBCテレビ公式サイトより)
2/6 PAGES
3/6 PAGES

それは、当時大人気だった歌番組「ザ・ベストテン」の出来事。『季節の中で』は7週連続第1位という偉業を達成するも、ライブコンサートに重きを置く彼は出演拒否。番組側の熱心な交渉の末、やっと出演したはいいが、歌唱前のトークを3分間までとする約束を無視して、喋り続けてしまう。

当時の番組プロデューサー・山田修爾氏は著書でこう書いている。

「松山さんのトークは4分経過、5分経過、6分経過……その各々の状況の対処の仕方が変わってくる。松山さんはなんと8分のトークのあと、『季節の中で』を歌い始めた」(「ザ・ベストテン」新潮文庫)

現場の緊張感が伝わってくるような文章である。まだかまだかと時計を見て、8分経過した後やっと歌い出した松山に、スタッフの数人は安堵して膝から崩れ落ちたのではなかろうか。

しかし生放送は残酷だ。時間は押し、他番組から駆け付けた山口百恵は歌うことができず、エンディングで登場するのみに。それを伝えたスタッフに対し、百恵は文句を言わず「わかりました」と応じたという。山口百恵のエピソードはひたすらかっこいい。

そして、番組を観ている視聴者の多くに、ここで松山千春は「歌はうまいが話の長い人」という印象がついたのではなかろうか。

J-POP時代に人気を呼んだ『大空と大地の中で』

『季節の中で』の次のロングヒットとなったのが、81年の『長い夜』。彼も3年ぶりに「ザ・ベストテン」にライブ映像で出演した。当時「ザ・ベストテン」では寺尾聰の『ルビーの指環』が12週連続1位を続けていたが、その記録を止めて1位を獲得したのだった。

79年には、初のベストアルバム『起承転結』が累計約117万枚の売り上げを記録。これは、日本国内のレコード・アルバムとしては井上陽水の『氷の世界』に続く、史上2作目のミリオンセラーだ。

シングルでは、81年の『長い夜』がまたもやロングヒット。当時「ザ・ベストテン」では寺尾聰の『ルビーの指環』が12週連続1位を続けていたが、その記録を止めて1位を獲得したのだった。この曲で彼は3年ぶりに「ザ・ベストテン」にライブ映像で出演した。

4/6 PAGES
5/6 PAGES
6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数