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大阪の下町、男性1人でも並ぶ行列のクレープ店「客のほとんどがリピーターになる」24歳で開業した店主の"吸引力"の正体

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遠藤桃華さん
お店の前でクレープを持つ店主の遠藤桃華さん(写真:筆者撮影)
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駄菓子屋のおばちゃんが近所の子どもの顔を覚えているように、「クレープえんどう」のスタッフも客のことをよく覚えている。ただしそれは、一人ひとりの記憶力だけに頼っているわけではない。

店では、来店した客の特徴や、差し入れをもらったことなどを伝票に書き込み、スタッフ全員で共有している。さらにその情報は、3店舗のスタッフ全員が入ったLINEでも毎日やりとりされる。3店舗は徒歩30分圏内にあり、各店を巡る客も多い。そのため、1つの店の顧客情報が、ほかの2店舗にも伝わる仕組みになっているのだ。

客の動向を、1店舗、1人のスタッフではなく、店全体で覚えている。どの店に行っても「また来てくれた」と迎えられる。客の約9割がリピーターだという数字の背景には、こうした地道な仕組みもある。

準備中の遠藤さん。近所の人が通りかかると明るい声で挨拶をしていた(写真:筆者撮影)

家賃を抑え、食材と人にお金をかける

客一人ひとりに目を配り、良い素材を使う。それだけ手をかければ、当然お金もかかる。それでも、基本メニューは1000円以下に抑えられている。この体制で、なぜ店舗を次々と増やしていけるのか。

「店を増やしていける理由として大きいのは、家賃をできるだけ抑えていることですね。その分、人件費とクレープの原価にお金をかけています」

2店舗目となる「クレープとお菓子えんどう阿倍野店」。以前は鍵の修理屋だった店舗を利用している。たばこカウンターは、骨董市で一目惚れして購入したもの。(写真:筆者撮影)
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