客の約9割がリピーターだという背景には、この選択肢の多さもあるのかもしれない。一度食べれば、次は別のクレープも試してみたくなる。季節限定の商品も次々と登場する。
しかも大阪の3店舗では、一部の定番を除いてメニューが異なる。さらに、共通メニューである「バターシュガー」も、店舗によって使うバターを変えているという。店を変え、季節を変えて、何度でも違うクレープを楽しめる。
「街の駄菓子屋」のような店でありたい
もう1つ、「クレープえんどう」の特徴となっているのが、明るくて親しみやすい接客だ。行列の先頭まで来ると、「お待ちいただきありがとうございます」と笑顔で声をかけられる。2階のイートインスペースへ向かう客には、「行ってらっしゃい」と声がかかる。洒落たスイーツ店というより、なじみの定食屋や親戚の家に来たような気持ちになる。
若い女性だけでなく、年齢を重ねた客も、男性1人でも、子ども連れでも入りやすい。実際、店にはさまざまな年代、さまざまな客が訪れている。
他のクレープ店とはどこか雰囲気が違う。その理由の1つは、遠藤さんが目指しているのが「街の駄菓子屋」のような店だからだろう。
「小学生とかが学校帰りに、『クレープ屋のお姉さん、今日もいるね』と覗いていくようなお店にしたいんです。駄菓子屋で好きなお菓子を買うようにクレープを食べてくれて、日常の中の小さいハッピーになれたらうれしいなと考えています」


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