この地図は何かがおかしい
みなさんは「昔の地図」を見たことがありますか? たとえば、こんな地図です。
これは、フランドル(今のベルギー)の地理学者オルテリウスが、1570年に作った世界地図です。じっくり見てみると、今の世界地図とはずいぶん違いますよね。
南アメリカ大陸は、南のほうが西に向かって大きくふくらんでいます。南半球には「まだ知られていない南の大陸」という巨大な陸地が広がっていますし、日本も、僕たちが知っている形とはだいぶ違う姿で描かれています。
実はこの地図、東大の入試で示された地図なんです。そして、この地図と一緒に出されたのが、なかなか面白い問題でした。
ざっくり言うと、「昔の地図は、南北方向に比べて東西方向の精度が明らかに悪い。それはなぜか」という問題です。
地理の問題としては、かなり珍しいタイプですよね。「この国の主な輸出品は?」「この気候区分は?」のように、教科書に載っている知識を聞く問題ではありません。教科書のどこを探しても、この答えはそのままの形では載っていないと思います。
さて、みなさんはこれの答え、何だと思いますか? ちょっとだけ考えてみてください。
ヒントは、指定語句の「時間」と「天文」です。



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