ここまで来ると、答えが見えてきますよね。
経度を測るには、「今いる場所の時刻」と「基準地の時刻」を同時に知る必要があります。今いる場所の時刻は太陽を観測すればわかります。
でも、基準地の今の時刻を知るには、その時刻を正確に刻み続ける時計を持ち歩かなければなりません。
ところが昔は、その正確な時計がなかったんです。
しかも、1時間で15度ということは、時計が4分狂うだけで経度が1度ズレてしまいます。
赤道付近なら、経度1度はおよそ111km。時計がほんの数分ズレるだけで、地図上の位置が100km以上も東西にズレるんです。
揺れる船の上で何か月も航海していれば、ズレはどんどん積み重なっていきます。
その結果、
・東西方向(経度)は、時間を正確に測れないので不正確になる
ということが起こりました。
ふくらんだ理由は測れなかったから
もう一度、オルテリウスの地図を見てみてください。南アメリカ大陸の南のほうが、西に大きくふくらんでいましたよね。
こうした東西方向のゆがみの背景には、まさにこの「経度が測れない」という問題があったわけです。
模範解答っぽくまとめると、こんな感じでしょうか。


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