10月13日、歌手で俳優の星野源と俳優の新垣結衣が第1子の誕生を発表した。2人は連名の文書で、これまで支えてくれた関係者やファンへの感謝を述べた上で、「この新しい命を大切に守っていけるよう、穏やかで豊かな日々を過ごせるよう、親として、人として、共に精進していきたいと思っております」とつづった。SNSでは祝福の声が相次ぎ、2人が出演したドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の原作者・海野つなみも祝福のメッセージを投稿した。
今回の発表で印象的なのは、2人が必要以上に詳しい情報を明かしていないことだ。発表文には、子供の性別や具体的な誕生日などは記されていない。あくまでも第一子が誕生したという事実と、周囲への感謝、今後の決意を簡潔に伝える内容になっている。2人はこれまでにも、夫婦としての生活の様子をほとんど発信してこなかったが、今回の報告にもその姿勢が表れている。
必要な報告はするが、それ以上のことは積極的に明かさない
星野と新垣が知り合うきっかけになったと言われているのは、2016年に放送されたTBS系ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」での共演である。新垣が演じた森山みくりと、星野が演じた津崎平匡は、「契約結婚」という特殊な関係から始まり、少しずつ互いを理解して本当の夫婦になっていく。本作は社会現象と呼べるほどの人気を獲得し、2021年5月に2人が実際に結婚を発表した際には、ドラマの世界が現実になったような驚きと喜びが広がった。
当時、このドラマが多くの視聴者に支持された理由の1つは、恋愛や結婚を単なるロマンチックな出来事として描かなかったことにある。みくりと平匡は、相手の気持ちを勝手に決めつけず、時には不器用な言葉を交わしながら、対等な関係を築こうとしていた。
家事労働や男女の役割分担など、従来の恋愛ドラマでは見過ごされがちだった問題にも向き合っていた。そんな2人を演じた星野と新垣が現実でも夫婦になったことは、視聴者にとって単なる人気タレント同士の結婚以上の意味を持っていた。


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