――公開買い付け説明書には2024年10月にMBOの検討を始めたとあります。今回の判断に至った経緯を教えてください。
ここ数年、当社の業績はフラットというか、成長曲線を描けていない状態で、収益率も若干低下していた。AIという大きな環境変化が押し寄せる中で、「うちの社員だけでこの変革を乗り切り、新たな成長ドライブをかけられるのか」と考え始めたのがきっかけだ。
オリコンは、父(小池聰行氏)が創業し、情報産業としての第1の創業期があり、私が1999年に(データベース事業や携帯電話向けコンテンツを提供する)おりこんダイレクトデジタルを立ち上げた第2期創業期がある。そこでインターネットに対応したことでここまでやってこられた。
しかし、爆発的にコモディティー化するAIを活用して収益化するには、強力なパートナーが必要との思いに至った。丸の内キャピタルの力を借りていったん株式を非公開化し、自社のデータやコアコンピタンス(中核となる強み)は何なのかを見直すことを考えた。若い社員が多く、外部から良い刺激があれば成果が出せるのではとの確信もあった。
パートナーの決め手は世界レベルのAIエキスパート集団
――パートナーとして「丸の内キャピタル」を選定した決め手は何だったのでしょうか。
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