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カカクコムが非公開化のTOBに賛同する事情…生成AI時代が「価格.com」と「求人ボックス」にもたらす逆風

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食べログ
カカクコムの代表的なサービスの「食べログ」。有料契約店舗数は10万店を突破した(写真:アフロ)

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グルメサイト最大手「食べログ」や価格比較サイト「価格.com」を運営するカカクコム。東証プライム市場に上場する同社に対し、プライベートエクイティファンドのEQTがTOB(株式公開買い付け)を5月13日から実施している。

TOB価格は1株3000円。4月にTOB観測報道が出る前の株価に対して約41%のプレミアム(上乗せ幅)となっている。期間は7月2日までを予定する。TOB成立後、カカクコムは上場廃止となる。買収総額は約5900億円規模と見込まれる。

スウェーデンに本拠を置くEQTは、2025年12月末時点で2700億ユーロ(約50兆円)の運用資産残高を持つ。欧州系投資ファンドとしては最大規模のファンドだ。日本では「進研ゼミ」で知られるベネッセホールディングスのMBO(経営陣が参加する買収)やエレベーター大手・フジテックのTOBなどで投資実績がある。

カカクコムの筆頭株主は決済代行サービスなどを展開するデジタルガレージで20.5%を保有する。カカクコムが03年に上場する前からの株主だ。2位株主は17.55%を持つKDDI。この2社はTOBに応募しない。

カカクコムの株式非公開化に向けて先導的な役割を果たしているのはデジタルガレージといえる。デジタルガレージは、24年2月から25年11月頃にかけてEQTを含む複数のファンドなどから、カカクコムの経営戦略や資本構成の最適化に関する提案を受け取ったという。

EQTは24年5月、非公開化を含めた協議を行いたい旨をカカクコムに打診。株式取得に関する具体的な提案は示さなかったものの協議を複数回行っていた。そして25年12月にデジタルガレージがEQTをパートナーとして選定。EQTと組んだ形でTOBを提案する予定だと今年2月にカカクコムに伝えた。

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EQTはTOB成立後、スクイーズアウト(強制買い取り)でカカクコムを非公開化。その後、デジタルガレージとKDDIが保有している株を取得する。ただ、デジタルガレージは再び20%出資し、カカクコムの経営に関与する予定だ。

カカクコムはTOBに賛同すると同時に、株主に対しTOBへの応募を推奨している。しかしTOBの成立には立ちはだかる壁がある。

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