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なぜ医師はバナナを買うとき「まっ黄色を選ばない」のか?→腸をよろこばせる「第3の食物繊維」

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腸育 腸活
「腸育」と「腸活」はなにが違うのでしょうか?(写真:mits/PIXTA)
  • 小林 弘幸 順天堂大学医学部特任教授、日本スポーツ協会公認スポーツドクター
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腸は「立て直し」がきく臓器です。たとえ、便秘などの問題を放置して腸をガタガタの状態にしてしまったとしても、生活習慣全般を改善して立て直していけば、健康な状態に戻すことが可能です。

ただ、それには、腸内環境、自律神経、生活リズム、食生活、運動、ストレスなどを根本から見直して、腸をイチから育て直すくらいの改善が必要。そして私は、こうした腸を育て直すためのメソッドを「腸育」と呼んでいます。

「腸育」は「腸活」とは違います。

腸活には食べ物やサプリなどで腸の働きをよくしていくイメージがあると思いますが、それは「子どもになかなか身に付かない習い事」を強制しているようなもので、うわべだけのことで終わってしまいがち。いったんはその気になったとしても、なかなか続かないことが少なくありません。

その点、「腸育」は、”腸という子ども”を育て直すかのように、食事や運動はもちろん生活リズムやストレスマネジメントなどの要素をすべてイチから身に付け直していきます。

いわば、うわべの習い事だけで終わらないように、土台からすべてつくり直していくのです。一種の構造改革と言ってもいいでしょう。

腸を育て直して「健康の水源」をよみがえらせる

「腸育」を成功させるには、普段から「腸にいいことは何でもやる」「腸をよろこばせられるなら何でもやる」というくらいの意識づけが求められます。

どんなにちょっとしたことでも、日々「腸にいいこと」を意識して積み重ねていく姿勢が大事なのです。もちろん、バナナを買うときに「黄色く熟したもの」よりも「茎に緑色が残ったもの」を選ぶのも、そうしたちょっとした意識づけのひとつと言っていいでしょう。

とにかく、腸という臓器は、健康の水源のようなもの。

この水源がよごれているとその汚染された水が全身に回ってさまざまな不調や病気を引き起こすようになってしまいます。でも、この水源をきれいな状態によみがえらせれば、不調や病気を追い払って心身の健康や活力を取り戻していくことができるのです。

ですから、みなさんも腸をイチから育て直して、「健康の水源」をよみがえらせるようにしてください。

腸の力をしっかり引き出していけば、健康だけでなく、日々の仕事や生活、人間関係などもうまく回るようになっていくはず。腸という臓器には、人の人生を左右するくらいの大きな力が宿っているのです。

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