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2026年アメリカ中間選挙は、「ラストベルト」「サンベルト」に次ぐ第3の主戦場「センターライン」に注目せよ

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中間選挙で苦戦が噂されるトランプ大統領。第3の主戦場「センターライン」とは(写真:ブルームバーグ)
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オハイオの共和党候補者は、JDヴァンスが副大統領に指名された後釜のジョン・ハステッド上院議員。この議席を民主党に奪われるようだと、ヴァンス氏が鼎の軽重を問われることになる。2028年戦略が根底から揺らぐことになるので、負けられない戦いだ。

もうひとつが「サンベルト」である。ネヴァダ、アリゾナ、ジョージア、ノースカロライナなどを指す。従来は共和党が優勢な南部の州であったが、近年は人口流入などもあって「赤から紫」へと変化しつつある。今や「タラリコ旋風」が吹き荒れているテキサス州も、この中に加えていいだろう。

ノースカロライナ州では、共和党現職のトム・ティリス上院議員が早々に再選不出馬を宣言し、「自分はもう怖いものは何もない」とばかりにトランプ政権に平気で逆らい続けている。その間に民主党のロイ・クーパー元同州知事が支持を拡大し、どうやら民主党はここで1議席増を確実にしそうな雲行きだ。

ジョージア州では、民主党の1期目上院議員のジョン・オソフが盤石のリードを築きつつある。まだ39歳ながら、他の候補者の選挙資金集めを助ける余裕を見せており、たぶん28年大統領選にも出馬するだろう。

テキサス州の続報もお伝えしておこう。共和党のケン・パクストン候補は、非公開の資金調達イベントにおいて、「正直言うと、党大会で支持率は落ちた。今の状況はよくない」と不満を述べた音声が報道されてしまった。まるで本邦の簗和夫農水大臣みたいだが、今のご時勢「ここだけの話」は、かならず漏れると考えておいた方が良いようだ。トランプ氏はここ1カ月に3度目のテキサス入りで、共和党票の掘り起こしに懸命になっているが、公の場でパクストン氏をこき下ろす場面が増えている。

カンザスはほぼ互角、ノースカロライナは諦めた?

さて、これらの動きと別個に進んでいるのが「センターラインの異変」である。24年選挙においてカンザス州は、トランプ氏が16ポイント差で勝っている。例年なら何もしなくても共和党が勝てる州である。ところが今年の上院選において、共和党現職のロジャー・マーシャルは、民主党新人のアダム・ハミルトンとほぼ互角である。

そこで共和党の選対本部は、この州の防衛に820万ドルの選挙資金を投入する決定を下した。逆にノースカロライナ州への支出は縮小している。つまり党本部が、「カンザスはまずいぞ!」と焦り、「この際、ノースカロライナは諦めよう…」と守りの選挙に舵を切っているということだ。

なぜそんなことになったのか。

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