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台湾料理は「まずくなった」のか? 日本人YouTuberの夜市酷評が日台で大炎上、老舗中華の衰退と「美食の島」の変化

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物議を醸した在台湾日本人YouTuber「ゾロ」こと堀井裕氏のYouTube画面(写真:YouTubeの画面をキャプチャしたもの)

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台湾に在住し、グルメ情報チャンネル「ゾロの台湾グルメ」を運営する日本人YouTuberの堀井裕氏をめぐり、日台双方で批判が広がった。

発端となったのは、2026年8月9日に公開された台湾一周企画の動画である。動画内で堀井氏は、高雄市の「六合夜市」にある屋台で「五花肉泡菜捲(豚バラキムチ巻き)」を購入。一口食べると顔をしかめ、口にした料理を吐き出すような仕草を見せたうえで、「マズッ!」「クソまずい」「アルコール臭い」などと酷評した。さらに、「ホンマ夜市嫌い。なんなら台湾嫌い」といった発言もしている。

また、堀井氏については過去の動画も掘り起こされた。2023年2月に公開された動画では、台湾の海鮮料理店で刺身の状態に不満を示し、店員に返金を求める場面が映っていたことが、今回の騒動を受けて日本や台湾のメディアで報じられている。

なお、本人は後に、この際には返金要求を取り下げ、代わりに別の料理を受け取ったと説明しているため、「返金した」「返金を受けた」と断定するのは適切ではない。

在台日本人YouTuberの「マズッ!」で大騒動に

こうした過去の動画も含め、9月中旬ごろからSNS上で問題の映像が改めて拡散され、騒動が拡大。9月21~22日ごろには台湾の主要メディアが相次いで取り上げる事態となった。さらに日本側でもネットメディアなどが報道し、日台双方で議論が広がった。

台湾のネット上では、「料理が口に合うかどうかは個人の好みだが、店や店主を特定できる状態で料理を吐き出し、強い言葉で酷評するのは配慮を欠いている」といった批判が相次いだ。また、台湾に住み、台湾のグルメを紹介する立場でありながら、台湾の飲食文化そのものを否定するような発言をしたことに疑問を呈する声も広がった。

日本側でもSNSなどを中心に、「同じ日本人として恥ずかしい」「他国の食文化に対する配慮を欠いている」といった厳しい批判が見られた。さらに、こうした言動が台湾における日本人旅行者や在住日本人に対する印象にも影響しかねないとの懸念や、飲食店側に入店を断るなどの対応を求める声もネット上で広がった。

今回の騒動が大きくなった背景には、単に「料理がまずかった」と感想を述べたことだけではなく、屋台や店主が特定できる状態で食べ物を吐き出し、「クソまずい」などの強い表現を用いたことがある。こうした映像が公開されたことで、店舗の評判や営業に影響を与えかねない発信だとして、堀井氏の配慮を問題視する声が広がったのだ。

さらに、堀井氏が台湾のグルメを紹介するYouTubeチャンネルを運営し、台北・迪化街で土産物店も経営していることから、「台湾の魅力を発信して台湾で事業を行う一方で、『台湾嫌い』などと発言するのは矛盾しているのではないか」との批判も出た。

つまり、今回の騒動は一つの料理に対する味覚の問題だけではなく、台湾で活動し、台湾の食文化を紹介してきた人物としての発信姿勢そのものにまで議論が広がったのである。

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