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台湾料理は「まずくなった」のか? 日本人YouTuberの夜市酷評が日台で大炎上、老舗中華の衰退と「美食の島」の変化

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物議を醸した在台湾日本人YouTuber「ゾロ」こと堀井裕氏のYouTube画面(写真:YouTubeの画面をキャプチャしたもの)
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騒動を受け、堀井氏は自身のYouTubeチャンネルで反論・釈明動画を公開するとともに、台湾メディアの取材にも応じた。

9月22日の取材では、SNS上で拡散された動画について、「悪意をもって切り取られたものだ」と主張。自身としては、料理について率直な感想を述べただけだという立場を示し、後日、自ら詳しく説明する動画を公開するとした。

その後、9月23日に公開された反論動画では、サムネイルに「一部の民度の低い台湾人のみなさまへ」という強い言葉が使用された。この表現について堀井氏は、注目を集めるために意図的に過激な表現にしたと説明し、サムネイルについては謝罪した。

一方、料理そのものに対する酷評については撤回せず、「今も言ったるわ。マジでクソまずい」と改めて主張した。つまり、問題となった発言について、表現の一部には謝罪したものの、料理に対する評価そのものは維持したということだ。

また、反論動画では、今回の批判をめぐって自身の立場を説明するとともに、批判者側への反論も展開した。この対応については、本人の意図とは別に、さらなる反発を招いたとの報道もあり、騒動は容易には収束しない状況となった。

世界で評価されていた台湾の中華料理

味の好みについてさまざまな意見があるのは当然である。しかし、かつて台湾の中華料理は、中国各地の料理文化を集約したものとして高く評価されていた。

台湾では「世界で最もおいしい中国料理が食べられる」と評する言説もあり、少なくとも20世紀後半まで、台湾の中華料理が日本を含む海外の食通から注目されていたことは確かである。

その大きな転機の一つとなったのが、1949年の国民政府の台湾移転だ。蔣介石率いる国民政府とともに台湾へ渡った人々の中には、軍人や公務員、実業家だけでなく、中国各地の料理文化を身につけた料理人も含まれていた。

こうした料理人たちによって、四川、広東、北京、上海など、中国各地の料理が台湾に本格的に持ち込まれ、戦後の台湾の食文化に大きな影響を与えた。

中には政財界の要人や有力者のもとで腕を振るっていた料理人や、中国各地の伝統料理に精通した職人もいた。彼らが台湾で料理店を開いたり、現地の料理人を育成したりしたことで、当時の台北には中国各地の料理を味わえる環境が形成されていった。これは台湾の食文化史において、極めて特徴的な状況だったと言える。

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