「PayPayの履歴に、送った覚えのない送金があった」ーーネット掲示板を見ると、こんな悩みが散見される。単なる操作ミスと思われるケースもあるが、実は本人が知らないうちにスマホが乗っ取られ、PayPayが不正に送金されている事例が確認されている。
PayPayは2026年9月7日、「不審なサイトやリンク先からのアプリのダウンロードにご注意ください」との注意喚起を出した。その不審なアプリのひとつと考えられるのが、「TikTok18+(プラス)」という名のアプリだ。大阪府警は9月16日、偽アプリ「TikTok18+」について警告した。「TikTok18+」は動画共有アプリ「TikTok」と類似する名前を名乗り、「TikTokのアダルトバージョン」などとうたっているが、TikTokとは一切関係がない。
この不正なアプリをインストールすることにより、スマホがマルウェアに感染し、スマホの情報が盗まれるとしている。被害はPayPayに限らず、個人情報やクレジットカード情報の流出、電話やメールの送信、カメラでの撮影などの可能性も考えられる。
偽アプリをダウンロードさせる理由
今回の手口は、公式ストア以外から直接アプリを入れさせるもので、主にAndroidが狙われているとみられる。
「TikTok18+」はSNSの広告やメールでインストールを誘う。Metaの広告ライブラリを見ると、配信前と思われる広告に今回と同様の動きをすると推測されるものが見つかった。
広告の画像には「TikTok18+」としてTikTokのロゴを使った画像が使われている。文章には別の実在するアプリ名が表記されていた。AIを使って量産しているようで、似たような広告画像は複数存在した。


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