「Ruiying Z10」を装着したMate 90シリーズは、スマートフォンとして見るよりも、むしろ「スマートフォン機能を備えたカメラ」と捉えるほうが適切かもしれない。
過去にもあったスマホ用レンズカメラ
スマートフォンをモニター兼通信端末として使い、外付け機器でカメラ性能を補うという発想は、実は10年以上前にも存在した。ソニーは2013年、レンズとCMOSセンサーを円筒形のボディーに内蔵したレンズスタイルカメラ「DSC-QX10」「DSC-QX100」を投入した。スマートフォンに装着し、その画面をライブビュー用モニターとして使う製品だった。
QXシリーズはスマートフォンとWi-Fiで接続し、NFCによるペアリングにも対応していた。スマートフォンとカメラを分離し、カメラだけを低い位置や狭い場所に置いて撮影する使い方も提案された。しかし、撮影前に接続を確立し、プレビュー映像を無線で伝送し、アプリから操作するという構成は、起動から撮影までが一体化したスマートフォンの内蔵カメラほど軽快ではなかった。
またオリンパスも2015年、「OLYMPUS AIR A01」を発売した。こちらはマイクロフォーサーズ規格のレンズ交換式で、好みのレンズを装着できる点が特徴だ。スマートフォンをコントローラーとして利用する設計で、BluetoothとWi-Fiを併用し、背面のQRコードを読み取ってWi-Fi認証を進めるなど、当時としては接続の手間を減らす工夫も盛り込まれていた。


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