価格も本格的で5999元(約14万1000円)。一般的なミドルハイクラスのスマートフォンと変わらない価格設定といえる。対応するMate 90シリーズのスマートフォンと組み合わせると、合計価格は40万円を超える。上級コンパクトカメラや、中級クラスのミラーレスカメラ一式を検討できる価格帯だ。
価格も見た目も操作性もデジカメ
「Ruiying Z10」を装着した撮影スタイルは、スマートフォンを片手で扱う日常的な撮影というよりも、小型の高倍率ズームカメラのようだ。ズームは連続式で、24mm相当の広角から240mm相当の望遠までを無段階で動かせる。操作感は、レンズ交換式カメラや高倍率コンパクトカメラに近い。撮影した写真の画質はスマートフォンで撮影したとは思えないような結果が得られるという。
ただし高画質を実現するための代償もある。6群19枚というレンズ構成を採用するため、サイズはデジタルカメラ用レンズに近く、重量は346gに達する。一般的なスマートフォンを大きく超える重量であり、スマートフォン本体と合わせれば600g近くになる。このため「Ruiying Z10」は、スマートフォンのように気軽なスナップ撮影を楽しむというよりも、「作品を撮る」という意識で被写体に向き合う場面に適した製品だろう。
最短撮影距離は広角側で約10cm、望遠側で約100cm。遠方の人物や舞台、スポーツ、航空機、野鳥、月といった被写体を撮影する際には、スマートフォン本体だけでは不足しがちな望遠性能と、強力な光学式手ぶれ補正が生きる。


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