9月7日ベルリンに移り、連邦議会(下院)議員2人にインタビューした。中道保守のキリスト教民主同盟(CDU)と、旧東ドイツの社会主義統一党(SED=事実上の共産党)の流れをくむ左派党の議員で、立場は違うが両人とも、ザクセン・アンハルト州議会選挙でのドイツのための選択肢(AfD)の躍進がドイツ政治に与える影響を危惧しており、対応を変える必要性を強調した。
「AfDと論争するな」は間違いだったーーCDU議員
――ザクセン・アンハルト州議会選挙の結果をどう受け止めるか。
驚きでもショックでもなかった。CDUはAfDに対して断固とした姿勢を示さなかった。彼らの政策をコピーしただけだった。政府は移民(の制限)問題だけに集中した。しかし、ドイツは移民の統合、教育や経済の競争力強化、安全保障、人口減少などもっと多くの挑戦に直面している。
CDUはAfDから票を奪い返せると思ったのだが、人々はCDUですら移民問題を取り上げるようになったのだから、もともと主張していたAfDを支持しよう、ということになった。数年前からこのことを指摘していたのだが、党中枢部は聞く耳を持たず傲慢さが感じられるだけだった。
――どうすればよかったのか。
2024年からフリードリヒ・メルツCDU議会院内総務(現首相)から繰り返し「AfDとは論争するな」と指示が来た。それはまったく間違いだった。
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