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政治・経済・投資 #ルポ躍進AfD 混迷するドイツ

「2年のうちに国政選挙も同じ状況になる」…ドイツ地方選のAfD大勝利に〈戦術ミス〉を悔いる既成政党議員

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ザクセン・アンハルト州都マクデブルクの各党選挙ポスター(筆者撮影)
本記事は2026年10月3日11:30まで無料で全文をご覧いただけます。それ以降は有料会員限定となります。

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ドイツで9月6日に投開票が行われたザクセン・アンハルト州議会選挙は、旧東ドイツの一州の選挙でありながら、国際的な注目を集めた。移民排斥などを掲げる右派ポピュリズム政党「ドイツのための選択肢(AfD、アー・エフ・デー)」が躍進したからだ。ポピュリズムの現在地から何が見えるのか。ドイツ取材歴の長いジャーナリストが現地取材をもとに掘り下げる連載の第4回は、AfDに対峙する既成政党議員2人へのインタビューである。

9月7日ベルリンに移り、連邦議会(下院)議員2人にインタビューした。中道保守のキリスト教民主同盟(CDU)と、旧東ドイツの社会主義統一党(SED=事実上の共産党)の流れをくむ左派党の議員で、立場は違うが両人とも、ザクセン・アンハルト州議会選挙でのドイツのための選択肢(AfD)の躍進がドイツ政治に与える影響を危惧しており、対応を変える必要性を強調した。

「AfDと論争するな」は間違いだったーーCDU議員

CDUのローデリヒ・キーゼヴェッター下院議員(63歳)は、元ドイツ連邦陸軍大佐で、現在5期目。議会外交委員会に属する国防問題の専門家として、ドイツのテレビにもよく出演する。9月8日、議員会館でインタビューした。

――ザクセン・アンハルト州議会選挙の結果をどう受け止めるか。

驚きでもショックでもなかった。CDUはAfDに対して断固とした姿勢を示さなかった。彼らの政策をコピーしただけだった。政府は移民(の制限)問題だけに集中した。しかし、ドイツは移民の統合、教育や経済の競争力強化、安全保障、人口減少などもっと多くの挑戦に直面している。

CDUはAfDから票を奪い返せると思ったのだが、人々はCDUですら移民問題を取り上げるようになったのだから、もともと主張していたAfDを支持しよう、ということになった。数年前からこのことを指摘していたのだが、党中枢部は聞く耳を持たず傲慢さが感じられるだけだった。

――どうすればよかったのか。

2024年からフリードリヒ・メルツCDU議会院内総務(現首相)から繰り返し「AfDとは論争するな」と指示が来た。それはまったく間違いだった。

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