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旧東ドイツのザクセン・アンハルト州の外国人人口比率は、ドイツ全国平均から見れば小さいが、マクデブルク市内でも移民系住民の姿は目につく。市内を南北に走るオットー・フォン・ゲーリケ通り沿いには、移民系住民によるトルコやアジア料理店、床屋などが並んでいる。
投票日の前日の9月5日(土)、「ドイツのための選択肢(AfD)」の選挙集会に向かう途中で、そうした床屋の一軒に寄った。
店の主人はクルド系イラク人のシュワンさん(35歳)。11年前にイラクからドイツに逃げてきて、難民認定を受けた。2015、16年でシリア、イラク、アフガニスタンなどから100万人以上の難民がドイツに入ったが、あの人の波にシュワンさんもいたのだろう。
選挙でAfDが躍進しそうなことに不安を覚えるか、と尋ねると、「不安はない。何が起ころうと関係がない。私の生活と政治は別だ」との答えが返ってきた。
「ドイツ人から直接危害を加えられたことはない。ありがたいことに今まで何も起きていない。私の客の90%はドイツ人だ。皆友好的だ。中にはAfD支持者もいるが、働いている外国人は問題ない、と言っている。これまでも、すべての外国人を追い出せ、と言う人はいたが何も起きていない」
独身で、ドイツには親族はいないが、イラクのクルド自治区に祖父アリさん、父フセインさんを始め一族がいるという。「ドイツ国籍は持っていない。だから時々不便だ」と話す。
「コーヒーをどうですか」と勧められるままに、片隅にあるポットのコーヒーを飲みながら、ちょうど客として来ていたドイツ人の教育関係者(24歳)にも、AfDをどう思うかと話しかけてみた。
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