そして壁打ちが一段落したら、「今後の似た作業でも同じ指摘をしなくていいように、君自身の設定として残して学習しておいて」と一言頼んでおきましょう。数字を頭に持ってくる、課題は1枚にまとめる、といったあなたの報告のスタイルが設定ファイルに書き残され、次回からのClaude Codeの学びになります。
ある仕事を半自動化できたら、その流れをClaude Codeに手順ファイルとしてまとめさせましょう。頼み方は「今回うまくいったやり方を、次回も再現できるように手順ファイルへ残しておいて」で十分です。なお、こうして残す手順ファイルには、Claude Codeの用語でスキルという名前が付いています。この先の章でも登場する呼び名なので、対応だけ覚えておいてください。
手順が残っていれば、次回は「先月と同じようにやって」で始められます。あなたが流れを思い出す手間も、Claude Codeへ最初から説明し直す手間もかかりません。作業フォルダーにため込んだ文脈が後の仕事を楽にしていく、「コンテキストの複利」を初めて実感できる場面です。
つまずきの対処を手順ファイルに書き足す
半自動化は、いつも滑らかに進むとは限りません。社内システムの画面が変わっていて操作に失敗した、想定と違う形式のファイルが届いて読み込めなかった、といったつまずきは起きるものです。
大事なのは、つまずきを解決したその場で、「いまの対処法も手順ファイルに書き足しておいて」と頼む習慣です。同じ落とし穴に二度はまらなくなりますし、対処の記録がたまるほどClaude Codeは例外への対応がうまくなっていくので、失敗もサイクルを回すための材料になります(図6.5)。



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