有料会員登録
ライフ # ピアニスト牛田智大の今とこれから

なぜ音楽は社会の縮図だと言われるのか? そして室内楽は「小さなオーケストラ」ではない 牛田智大氏インタビュー①

9分で読める
ピアニスト・牛田智大氏が室内楽プロジェクトに込めた思いとは……(撮影:今井康一)

※全4回のロングインタビュー1回目に当たる本記事は、現在、無料で全文をお読みいただけます。

INDEX

2011年「題名のない音楽会」に出演、12年にアルバム『愛の夢〜牛田智大デビュー』をリリースし、天才少年ピアニストとして一躍脚光を浴びた。14年にはウィーン室内管弦楽団、15年にはロシア・ナショナル管弦楽団と共演。18年の浜松国際ピアノコンクールでは2位となった。精力的な演奏活動を続け、国内屈指の人気ピアニストの地位を盤石にしつつ、25年にはショパン国際ピアノコンクールに挑み3次予選進出。ポーランド留学で培った力を発揮した。
26歳にしてベテランの風格を漂わせる牛田智大氏。ロングインタビュー全4回の1回目では、牛田氏が主導するプロジェクト「若き日の肖像 〜リヒャルト・シュトラウス ピアノ室内楽作品集〜」、そして室内楽が持つ魅力やオーケストラとの違いについて聞いた。

――2026年11月に、東京、北九州、長岡など全国8公演の室内楽ツアー(※)を予定されています。室内楽としては、大規模なツアー企画です。「牛田智大 室内楽プロジェクト」の第4弾になりますが、継続して室内楽に取り組む意図をお聞かせください。(※福岡、神奈川、東京×2会場、新潟、愛知、岐阜、静岡)

10代の頃から室内楽をやりたい、室内楽というジャンルが自分の仕事のある程度大きな部分を占めるようにしたい、と考えていて。

機会を模索するうちに、自分がいいと思う曲でプログラムを組む企画があってもいいのかなと思うようになったのが、室内楽プロジェクトを始めたきっかけです。室内楽にはいろいろな形態があるけれど、今回一緒に演奏するメンバーは弦楽器の若手ソリスト3人(※)と私で、演奏するのは、チェロ&ピアノ、ヴィオラ&ピアノ、ヴァイオリン&ピアノ、ピアノ四重奏の4曲。私はすべての曲でピアノを弾きます。
(※ヴァイオリン・戸澤采紀さん、ヴィオラ・近衞剛大さん、チェロ・佐藤晴真さんが出演する)

――牛田さんがプログラムを提案し、ご自身は全曲演奏すると。今後はこの形式で室内楽の活動を増やしていくのですか。

ピアノを中心にした面白い室内楽作品はたくさんあるので、自分でそういうものを探してやっていきたい。ただ、自分の企画だけじゃなく、別の企画に参加させていただくこともあると思います。いろんな方がいろんな企画をされているので。

「牛田智大 室内楽プロジェクト」のフライヤー(チラシ)。左が2026年の第4弾、右が24年の第1〜3弾。26年11月14〜23日に開催される「若き日の肖像 〜リヒャルト・シュトラウス ピアノ室内楽作品集〜」では、牛田さんはプログラム全曲に参加。佐藤晴真さんと『チェロ・ソナタ ヘ長調 Op6』、近衞剛大さんと『ヴィオラとピアノのための歌曲』、戸澤采紀さんと『ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op18』、4人全員で『ピアノ四重奏曲 ハ短調 Op.13』を演奏する(編集部撮影)
2/3 PAGES
3/3 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数