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なぜ80年代DCブランドは「正当に語られてこなかった」のか
50代以降の大人世代にとって懐かしいであろう、DCブランドという言葉。80年代における勃興は、COMME des GARÇONS(コム デ ギャルソン)やYohji Yamamoto(ヨウジヤマモト)、ISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ)といった、世界的な評価を確立したトップランナーを生み出した。
その一方で、国内の内需を支えた無数のドメスティックブランドたちは、ファッション業界においては長らく「黒歴史」のような扱いを受けてきた。
なぜこれほど強烈なカルチャーが、これまでファッション史の表舞台で正当に語り継がれてこなかったのか。市村氏は次のように分析する。
「明確な正解はわかりませんが、当時のモードシーンを振り返っても、やはりパリコレなどのヨーロッパのコレクションで評価されたブランドは絶対的な正史として扱われています。それは恐らく、ブランドの価値を語るための『分かりやすさ』があるためだと思います。もちろん、現在でも世界的に評価されるブランドは偉大で尊敬していますが、それ以外の魅力的なブランドが正当に評価されないまま埋もれてしまっているのも現状です」


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