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キャリア・教育

文房具はお小遣いの中から買わせない?「自活力」を育むお金のルールと、20年前から先進的だった灘中の「お金の教育」

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お年玉をもらう小学生
「節約より、必要なことにどう使うかを教えるべき」と佐藤亮子さんは話します(写真:Ushico/PIXTA)
  • 佐藤 亮子 「東大理Ⅲに合格した3男1女」の母
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「長男は欲しかったシューズでサッカーをできたことが、いい思い出になったのだな」とわかり、私も買ってよかったと思いました。なんといっても中高生時代は、人生で2度と来ない「青春時代」ですから、いい思い出でいっぱいにしてあげたかったのです。

灘中「100万円仮想投資」での疑似体験

次男が灘中2年生の頃、クラスで株の仮想投資をしたそうです。「仮の100万円を元手としてあげるから、新聞の株価欄を見ながら、どの会社の株を売買するか考える」という趣旨のものです。

当時(約20年前)は金融教育がようやく各教科の学習指導要領に盛り込まれたような時期ですから、かなり先進的ですよね。

我が家では株を見る人なんて誰もいなかったのに、そのときは次男だけが毎日一生懸命、株価を追っていました。

結果を聞いたら、次男は残念ながら40万円くらい損していて(笑)。ところが、なんと同級生の中には、100万円を1200万円に増やした子もいたんですよ。「そんなに増やせるの?」「あの子に家の資産を運用してもらいたいね!」と、親たちの間でも大騒ぎになりました。

面白いもので、4人の子どものうち次男だけが、今もお金に強い興味を持っています。研修医1年目のときには「世の中のお金の本は読み尽くした」と言って、今では投資や税金にも詳しい。他のきょうだいたちも、次男にお金についてアドバイスを求めているほどです。

もちろん、中学生のときの経験がきっかけだったのか、もともとそういう性格だったのかはわかりません。でも、若いうちに仮のお金でも、株を買ったり売ったりして、「増えることもあれば減ることもある」と体験しておけば、投資はぐっと身近になります。大人になって初めて向き合うより、心理的なハードルは下がるのではないでしょうか。
 
お金のことを知るには、世の中で何が起きているのかをニュースを通じて知ることも大事です。

子どもが小さい頃は、毎日15分ほどで新聞記事を3つくらい読んで、「こんなことがあるらしいよ」と子どもたちに話していました。中高生になってからも同じです。勉強している横で新聞を読み、「これは今のうちに言っておかなくちゃ」という記事を見つけると、「ちょっと聞いてくれる?」と声をかけてシェアしていました。

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