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「かわいすぎる台湾チア」に異変?日本型応援から韓国型エンタメへ、球場を席巻する韓国人チアと若者文化の「韓流化」

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2026年3月、WBC(World Baseball Classic)で台湾プロ野球のチアが応援している(写真:Toru Hanai/特派員/Getty Images)
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その象徴的な存在が、味全ドラゴンズのDragon Beautiesに所属するイ・ダヘ(李多慧)さんだ。

韓国で人気を博したチアリーダーとして23年にRakuten Girlsへ加入し、その後Dragon Beautiesへ移籍。台湾プロ野球での韓国人チアリーダーの存在感を一気に高めた象徴的な人物となった。楽天モンキーズは23年の加入発表時、イさんについて「韓国の応援文化を台湾に伝えるとともに、台湾のチア文化を学びたい」という本人の意向も紹介している。

台湾プロ野球「味全ドラゴンズ」のチア「Dragon Beauties」で活躍する韓国人チアの李多慧さん(写真:味全ドラゴンズホームページより)

イさんは26年現在もDragon Beautiesに所属し、キャプテンとしてチームを率いている。味全ドラゴンズは26年シーズンの発表で、イさんを含む韓国人メンバーの継続所属を明らかにし、イさんがチームのイメージづくりやパフォーマンス、衣装のデザインなどにも関わることを紹介している。

チアにも韓流ブーム、韓国人チアの大活躍

チュンチュンさんやリン・シャンさんとは異なり、イさんは韓国で培った高いダンス技術とパフォーマンスを前面に押し出し、台湾で人気を拡大していった。SNSを通じても注目を集め、台湾の野球ファンだけでなく、韓流エンターテインメントに関心を持つ層にも知名度を広げている。

こうしたイさんの存在は、台湾プロ野球のチアリーダーが単なる球場の応援要員から、ダンスやファッション、SNSなどを横断して活動するエンターテインメント人材へと変化していることを象徴している。

さらに現在では、台湾の球団自身が韓国人チアリーダーを積極的に起用し、その知名度やパフォーマンス力を球団のブランド価値向上に活用させようとする動きが目立つ。味全ドラゴンズは25年にDragon Beautiesのメンバーを32人へと拡大し、イさんら韓国人メンバーを継続起用。26年もイさんがキャプテンを務めるなど、韓国型のパフォーマンスを取り入れたチア文化は、台湾プロ野球の中に定着しつつある。

台湾プロ野球における韓国人チアリーダーの人気は、台湾社会全体で韓国文化の存在感が高まっていることとも無関係ではない。特に若者の間では、かつてから親しまれてきた日本文化に加え、K-POPや韓国ドラマ、ファッション、食などの韓国文化が広く受け入れられるようになっている。

台湾のファッションの発信地として知られる台北の東区や中山など若者が集まるエリアでも、韓国系ファッションや韓国風の店舗が目立つようになった。かつて台湾の若者文化で存在感を持っていた日本の原宿系・渋谷系ファッションに加え、韓国で人気を集めたY2Kファッションや、韓国系のクリーンカジュアルなどが若者の選択肢として定着している。

音楽の分野でも、K-POPは台湾の若者の間で大きな人気を集めている。ダンススクールではK-POPのカバーダンスレッスンが人気を集め、SNSでもK-POPアーティストやダンス動画が日常的に消費されている。こうした流行は球場にも及び、台湾プロ野球の応援でも、EDMやダンスミュージックを取り入れた演出が定着している。

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