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コンサル選ぶ若者が見る地獄――「激務」でも「就職難易度が高い」でもない、転職無限ループという罠の正体

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官僚からコンサルへの転職経験を持つ筆者が解説します(写真:kouta / PIXTA)

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「コンサルティングファームはオワコン」といわれて久しいが、いまだに東大をはじめとするエリート大学生の就活人気ランキングの上位を独占している。とりあえずコンサルに入っておけば、高度なビジネススキルが高速で身につき、その後のキャリアの選択肢が広がるから、との理由で。
しかし、それは本当か?それで誰でも食っていけるのか?過酷な業務量とプレッシャーに見合うだけのものなのか?官僚からコンサルへの転職経験を持ち、9月に『コンサルたちの憂鬱』を上梓する松本昌平氏が解説する。

コンサルは、転職に強い。だからこそ、転職が終わらない。次の転職先も通過点に過ぎない。多くの場合、転職した先の会社もまた一生の仕事にはならない。終わりの見えない転職の連鎖は「しんどい」。

――だからこそコンサルタントは、「どこに転職するか」ではなく「どこで転職を終えるか」を考えないといけない。

本稿では、そのしんどさの構造を解き明かしたい。

組織に依存or自分の価値を高め続ける→どちらの働き方もしんどい

終身雇用が終わりを告げ、転職が当たり前の時代になって久しい。そんな時代にひとつの疑問が浮かぶ。

「終身雇用」を捨てた自分は、人生で何回転職をするのだろうか。仮に65歳まで働くとして、最後はどこでどんな仕事をしているのだろうか。そもそも、転職できているのか。65歳の自分は雇ってもらえているのか。それまでに一体、何回転職しないといけないのか。

拙著『コンサルたちの憂鬱 転職無限ループ脱出マニュアル』では、こうした問いに向き合い、組織依存とプロフェッショナルという2つの働き方の「しんどさ」の違いを整理した上で、自分なりの「終の住処」をどう見極め、そこにどう腰を据えるかを解説した。

世の中には大きく分けて2つの働き方がある。

1つは特定の組織に依存する働き方、もう1つはプロフェッショナルな働き方だ。コンサルタントは、コンサル会社に属していたとしても後者である。

組織依存の働き方は、いわゆるJTC(Japanese Traditional Company)に代表される。終身雇用、年功序列、そうした仕組みだ。会社に守られる代わりに極端に会社に支配される。安定はするが、「個人」はないがしろにされがちである。

会社都合を押し付けられた結果、自分の「職業人生」が捻じ曲げられることがある。組織に最適化させられるあまり、人材市場に最適化できなくなってしまったりする。結果として、人材市場からの評価は低くなり、中高年になって転職しようとすると、極端に年収が下がって驚くことがある。

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