店内で特に印象に残ったのは、約12メートルにわたるインペリアルドリンクバーだった。紅茶、コーヒー、ジュース、スープが並び、ドリップコーヒーには列もできていた。コーヒー豆を選び、ドリッパーをセットして淹れる形式は、手間がかかりながらも、飲み物を選ぶ楽しさを与えてくれた。
ただし、メニューは分かりにくい。セット前提の価格表記が多く、単品で追加したい客には選びづらい。注文からサラダ・スープ・フォカッチャが提供されるまでは5分ほどだったが、メインまではさらに15分ほどかかった。
ペルティカは、ファストフードや一般的なファミレスに飽きた人が一度は行ってみたくなる店ではある。だが、次に何を食べようかと考えて再訪したくなる店かと言えば、今はまだそこまでではない……というのが、筆者の正直な感想だ。
出店加速と同時に進む「滞在時間の延長」
すかいらーくHD公式のブランド別店舗数では、2026年6月30日現在、ペルティカは8店、バーミヤンは370店とされている。少なくとも、バーミヤン全体が店舗縮小局面にあるから別業態へ転換した、という単純な構図ではない。「どこに店を出せば、ペルティカは儲かるのか?」を探っている段階なのだ。
ニラックスは2026年8月31日、千葉県内2店舗目となるペルティカ船橋店をオープンした。公式発表では、船橋店の席数は108席とされている。さらにニラックスは9月1日、「10号店出店記念キャンペーン」を発表し、9月14日に横浜杉田店、9月28日に鎌倉店の新規オープンを予定していることも示した。
6月時点では「千葉初進出」だったが、9月には「10店規模への拡大」へ進んでいる。ペルティカが、限られた出店エリアで試されていた状態から、変化を遂げ始めたことがわかる。
しかも、同社は出店だけでなく、滞在利用を促す施策も展開している。2026年7月13日、同社は全店で、月〜木曜日の13時以降に通常2時間制の制限時間を「時間無制限」とする施策を始めた。8月20日の発表では、戸田公園、大泉学園、鶴川の3店舗で、8月24日から9月18日までの平日限定ながら、終日「時間無制限」とする企画も打ち出している。


※ログイン後、コメント入力が可能です。