世界的な通信・デバイス市場調査会社であるカウンターポイントが9月4日に発表した調査によると、世界的なストレージ価格の高騰を背景に、26年に発売された新モデルは、前年同期比で25%高くなっている。アメリカのIT・通信市場調査・コンサルティング会社であるIDCが8月下旬に発表した報告書によると26年の世界のスマホの平均販売価格は前年比27.6%上昇しており、この傾向が27年まで続くという。
折しも9月10日にはアメリカのアップルが初めての折りたたみスマホ「iPhone Duo(デュオ)」を発表(訳注、この記事の公開後、アメリカでの価格は1999ドルから、日本では36万4800円からと発表された)。IDCの予測によると、27年にアップルの折りたたみ版iPhoneの出荷台数は1700万台を超え、世界の折りたたみ端末市場の約40%を占める見込みだ。
低価格スマホ、存続の危機
IDCのデータでは、世界の折りたたみスマホの出荷台数は26年には前年比12.6%増の2290万台に達し、27年には増加率が18%に加速すると見込まれている。一方、カウンターポイントはより強気の見方をしており、折りたたみ式スマートフォンの世界出荷台数は26年に24%増加し、累計出荷台数は年内に1億台の大台に達すると予測している。
一方で100ドル以下の低価格スマホは、存続の危機に直面している。25年にはこの価格帯のスマホは1億7300万台が出荷されたが、IDCは報告書の中で26年4~6月期には前年同期に比べ出荷台数が半減すると予想していた。「安価なスマホの時代は完全に終焉を迎えた」とIDCは研究報告書で指摘している。
価格上昇はスマホ市場全体の縮小を招いている。IDCのデータによると、26年1~3月期の世界のスマートフォン出荷台数は前年同期比4.1%減の2億8970万台となり、2023年半ばから10四半期連続で続いていた成長傾向が途切れた。4~6月期も同6.7%少ない2億7750万台に落ち込んだ。
(財新記者:楊子瑞鋭)
※中国語原文の配信は9月8日


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