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交渉の場で相手を非難することで失うものはあまりに大きい 私たちがついやりがちな非難と正当化の結末とは

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非難 失敗に学ぶ交渉術
交渉の場で相手を非難しても何の役にも立ちません(写真:Bangkok Click Studio/PIXTA)

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ハーバード・ロースクールに設立された、紛争解決や交渉術に関する権威ある研究機関であるハーバード・ネゴシエーション・プロジェクト。
そのシニアフェローを務め、さまさまな組織へのコンサルティングも行うジョシュア・N・ワイス博士が、失敗した交渉から学ぶプロセスを体系化してまとめたユニークな書籍『失敗に学ぶ交渉術』の日本語版が刊行された。
そもそも、私たちはなぜ失敗から学べないのか。ワイス博士が考えるその理由を、抜粋・編集してお届けする。

私たちが自分の過ちから学びを得られない理由は、どういうものだろうか。それらを意識することで、同じ過ちを犯さずにすむし、私たちの目と心を開いてくれるはずだ。

失敗から学べない最大の理由

失敗から学びを得られない最大の理由は、他者を非難し自分の行為を正当化することに夢中になるからだ。

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心理学者による定義では、正当化とは“人がする理解しにくい思考や行動などを説明する、筋の通った論理をさがそうとする行為”である。

正当化は、自分のアイデンティティを守る強力なツールだ。自分の行動を正当化できたら次は当然、失敗の原因を自分以外の他人や、自分には手に負えなかった状況のせいにする。

こうすれば、自分にかかっていた責任やプレッシャーはすべて取り除かれる。しかし、起きてしまった失敗をいつわりなく評価することからは遠ざかる。

マービンという起業家が、シュライスという名の女性ベンチャーキャピタリスト(VC)と交渉する例を見ていこう。

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