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「心筋梗塞」「脳卒中」にもつながる"自覚症状のない黒幕"とは? 日常で「慢性炎症」を生む"4つの火種"を医師が解説

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慢性炎症
体内で長期にわたり慢性炎症が起きると、体のあらゆる場所に影響を及ぼします(写真:trickster*/PIXTA)
  • 前島 圭佑 リウマチ専門医、医学博士

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「心筋梗塞」や「脳卒中」をはじめ、がん、認知症、糖尿病といった現代病の多くに関わっているとされるのが、体内で静かにくすぶり続ける「慢性炎症」です。音もなく忍び寄る「慢性炎症」の仕組みと、日常の何気ない行動に潜む4つの火種について解説します。
※本稿は『わかっているのに、なぜ体にいいことが続かないのか』から一部抜粋・再構成したものです。

じわじわと細胞や組織にダメージを与える「慢性炎症」

切り傷、やけど、風邪。

原因がはっきりしていて、数日から数週間で治まる炎症が「急性炎症」です。

敵が排除されれば自然と鎮火し、体は元の状態に戻ります。まさに、ピンチの時に現れて敵を倒し、平和が戻れば去っていく「短期決戦のヒーロー」です。

一方、「慢性炎症」はまったく異なる厄介な性質を持っています。体の中で弱い炎症が静かに、長期間にわたってくすぶり続ける状態であり、急性炎症のような派手なサイン――高熱や激しい痛み――はほとんど現れません。

そのため、多くの場合、私たちはその存在に気づくことすらありません。

ところが、この「静かな火事」は、自覚のないまま、じわじわと体に負担をかけていきます。

壁の中で起きた小さなボヤが、気づいた時には家全体に広がっているように、慢性炎症は時間をかけて着実に細胞や組織にダメージを与え、さまざまな病気の温床となります。

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